病室に着くと、
母の友人に付き添いを頼んでいたので、
私が到着するまでの間、
看護師や医師に対して
しっかりと対応してくれていたのでとても助かった。


心電図モニターや呼吸器モニターは
思ったより安定していた。


血圧以外は・・・の話だが。



どうやら、大量に便が出ていて
便の中に出血が混じっており、
血圧が低く悪条件が重なってしまい、
下手に母の体を動かせば
それだけで体力を消耗すると判断し、
危険な状態になるおそれがあったので父へ電話をしたのだという。


酸素濃度は100%をキープ中。
脈拍は80台。


とりあえず母の容態が落ち着くまで、
衛生面で不安はあるものの、総合的に判断し、
便の処理については一度休憩せざるを得なかった。


午後、看護師がきれいにおシモの後処理をしてくれた。
母の体の向きを変えたり痰吸引をしてもらったが
特に容態の悪化は見られずだったので、
ひとまず安堵した。。。


大量の便、そして血液が混じっていた件だが、
勝手な想像だが、昨日の電位治療器のおかげで、
体の中に溜まっていた悪いモノ(悪血含む)が
出たのかなぁ、と都合よく考えた(笑)
この考えに、母の友人も同意してくれた。


母のピンチには必ず私が駆け付ける。
すると、少しずつではあるが回復していく。
本当に、本当に説明がつかないほど不思議な現象だ。


母の友人に私が到着するまでの間、
付き添いを頼んでいたおかげで、
母も心強かったのでは、と思う。


誰もいない環境だったなら、
母は転院して次の日には旅立っていたかもしれない。


こんな状態になっても尚、母は医師のド肝を抜いた(笑)


『素晴らしい生命力です。転院から現在に至るまで、医学的にはお母様の体は限界のはずなんです。失礼な言い方になってしまいますが、ここまで持つのは信じられません。』


今日の担当看護師に、
昨日から再開した『特別な治療』の概要を簡単に説明し、
使用許可をいただいた。


血圧が低いのが心配だったので、
今回も5分間のみ行った。


母は、静かに目を閉じた。。。


夕方、商談を無事に終えた父が交代に来てくれた。
数値を見て、目に涙を浮かべながら喜んでいた。
今夜は父が泊まる、と申し出てくれたが
なんだか疲れてそうにみえたので
『私が代わるよ』と申し出た。
少しでも休んでもらいたかった。
私のほうが若いんだし(笑)
冗談交じりに笑いながら言うと、父は観念して甘えてくれた。


私は仕事を丸投げで会社を飛び出してきたため
後処理をするべく会社に戻った。
会社についてすぐ、父から連絡が入った。


父『メソメソが病室を出てすぐ、2回痙攣が起きた・・・先生の判断で、鎮痛剤(即効性の強めの薬)を入れてもらうことにした』
私『・・・うん、わかった。異論はないよ。おかーさんをなるべくラクにさせてあげて』
父『・・・・・ほんとに、すまん・・・・・』
私『・・・やっぱ、私が離れたらあかんなぁ(笑)ソッコーで仕事終わらせて、風呂入って食事済ませてそっちいくね!おかーさんに待っててって伝えて!』
父『わかった。お前が娘でよかったよ。気を付けて来いよ』
私『うん』



夜8時まで仕事をし、家で簡単に食事を済ませ
風呂にはゆーーーーっくり入って、
少し仮眠をとったあと、弟と交代した。


酸素濃度は、昼の間は常に100%をキープしていたのに。
夜11時ごろは、70後半まで下がっていた。


私『・・・・』


看護師を呼び、酸素濃度の圧?を
60%→70%まで上げてもらうよう頼んだ。


深夜0時現在。
心拍数50後半、血圧47/24、酸素濃度80後半まで引き上げた。
今のところ、痙攣らしき行動は見られない。


このまま・・・穏やかに時が過ぎるのを祈りながら
夜明けを待つ。

・・・こんな時まで病室へパソコンを持ち込み、
ブログを書くなんて不謹慎だなと自分で呆れる(笑)



page12へつづく。