※上の画像はネットから引用しています※
8月21日。
母が高熱を出した。
40度近い高熱だった。
顔はまっかっか。
汗が噴き出している。
まるで・・・
5月5日にタイムスリップしたかのよう。
すぐさま採血をし、検査をする。
原因はおそらく、誤嚥(ごえん)による肺炎だろうという見解。
10日間以上絶食ののち、
肝臓のCRP値が下がってきていたので
白湯の投入を二日前から始めたのだ。
調子が良かったので、流動食をゆっくりと
鼻から管を通して注入。
その直後容態が急変。
嘔吐をしたらしい。
食事を中断せざるを得ず、解熱剤を投与。
一晩しっかり眠れたようで・・・
8月22日、翌日。
熱は37度台まで下がっていた。
ひとまず、安心。。。
それでも、母の手を握るととても熱かった。
母は『大丈夫』と言う。
・・・口癖になっている。
疑う訳にもいかないので、『良かったね』って
いつも通り返事をする。
普段通り、普段通り。
熱なんて、いっときの事。
おかーさんは良くなっていってるんだから。
リハビリ頑張ってるし、タブレットでパチンコやってるし。
LINEだって時間かかるけど最後まで諦めず入力している。
看護師さんや先生が来たら、
『ありがとう』と笑顔で手を振っている。
ハイタッチだってする。
そうそう、このままこのまま。
ゆっくり回復に向けて歩いていこう。
・
・
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8月22日の夜、病院の帰り道。
私の携帯が鳴った。
病院の先生からだった。
・・・・もうやめて。
嫌な予感しかしない。
page27へつづく。
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