メソメソのblogー母が骨髄異形成症候群になる-

2017年3月16日、母が60歳にして骨髄異形成症候群と診断されました。
このブログは母の闘病記録して更新していきます。

2017年05月



病棟医『それで、メソメソさんのご相談とは・・・?』
メソ『・・・はい。実は、父の事なんです。』


私は、父について語った。
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母が集中治療室に入ってから、
日に日に、元気がなくなって行く事。

母の事で頭がいっぱいで、食欲がなくなって行く事。

携帯がとても気になり、寝ていてもすぐ目が覚める事。
携帯が鳴っていないのに、鳴っているような感覚に陥ってること。

2時からの面会へ出向く足取りが、とても重たいこと。
面会の度に、泣いてしまう事。
ICU担当医の話の内容をすべて悪いほうへ捉えてしまう事。

大好きだったゴルフをやる気力が無くなっていること。
母がいつも座っていたソファを見ては、涙を流している事。
いつも母と一緒に寝ていたので、ベッドが広く感じて泣いてしまう事。

仕事関係で母の話が出ると、声が詰まり話せなくなってしまう事。
仕事の経営に頭を抱えている事。
自分の母親(メソメソの祖母)の容態が思わしくない事。

そんな父の姿を見て、
一緒に住んでいる弟も空気にあてられてしまい
父の悲しみが伝染してしまっている事。


私の知っている現状を話すことは、
身内の恥を晒すようで心苦しかったが・・・
父と弟の不安や悲しみをなるべく改善させたいと思い、
病院側にも協力を申し出たくて、言葉を選びながらゆっくり話をした。

協力要請は、2つのみ。

【緊急時は私へ連絡する事】
睡眠不足はかなり深刻だった。
まずはゆっくり寝てもらいたい。
携帯が気になるようで眠れないのも一つの要因なので
母に関しての緊急な用事がある場合、父の携帯へ連絡をしてもらっていたが
それを1番は私、2番目は父、3番目は弟にしてもらった。
ワンクッション置くことで、少し心の余裕ができるような気がした。


【深刻な話の回避】
昼2時からの面会は、今までは父に行ってもらっていたが
今後は父に代わり私が参加することを表明した。
ただ、仕事の都合上・・・どうしても私が行けないときは
父が向かう事になるのだが、その時は出来るだけ
当たり障りのない説明をしてもらえないか伝えた。
医師は、ありのままの容態を家族に説明し、
納得させなければならないのは重々承知している。
無理を承知でのお願いだが、可能な限り回避してもらえるよう伝えた。


メソ『なんとか、お願いできませんでしょうか・・・・』
病棟医『そう言う事でしたら、協力させていただきます。しかし、ひとつ気になる事があるんですが。。。お父様と弟様の精神的負担は軽くなるとしても、メソメソさんご自身は大丈夫なんですか・・・?』
メソ『・・・ああ、大丈夫です。父や弟よりも、少し耐性があるだけなので。』
病棟医『・・・耐性?』
メソ『はい。実は私、10年ほど前にこの病院で働いていたことがあるんです。2年間だけでしたけど^^;』
病棟医『あ、そうだったんですか!?看護師で?』
メソ『いえ、ただの清掃員です(笑)でも、母と同じ病気で苦しむ方々の病棟を担当しておりましたので・・・なので、少し知識があるだけなんです。高度清潔区域を担当していましたので、手術室とかICU、HCU・・・無菌準無菌室も出はいりしていました。母の病気について、他の人に比べれば若干理解があるほうだとは思います。』
病棟医『そうでしたか。それで、質問の仕方が・・・なんていうかこう、素人臭くないな、と思ったんですよ。ツッコミが鋭いというか(笑)』
メソ『ICU担当医が父へ話をするよりも、私なら冷静に聞けますし、少々ですが知識はありますので・・・話していただきやすいかと思います。』
病棟医『わかりました。では、私の方からICUの方へ依頼しておきます。電話の優先順位も、メソメソさんへ変更と言う事で手続きしておきますね。』
メソ『はい。お手数をお掛けして本当に申し訳ありません。』
病棟医『いえいえ。メソメソさんご自身も、どうかお体にお気をつけて。』



私は話を済ませた後、
軽い足取りで会社へ戻り・・・・
ドナーが見つかったことと、母の骨髄が完全に再生したこと。
そして・・・・
父親に対して言い過ぎたことを謝ることにした。


つづく。



斎●工似の
病棟医だったらいいな。

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あ、すいませんつい心の声が漏れてしまいました。
虚言はこのくらいにして・・・どうぞお進みくださいm(_ _"m)

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
病棟医『お母様の事は、先ほどICU担当医からご説明を受けられたと思うのですけど・・・』

肺のレントゲン撮影時、
白くなっている原因はまだ特定できてはいないのだが、
ウイルス感染によるものではなく、
恐らくマルトフィリアによるダメージの損傷が絶望的であったため、
肺の細胞が硬質化し、十分にポンプ機能を果たせずにあるらしい。
したがって酸素濃度を上げざるを得ず・・・、
上げ過ぎると気胸(肺が破れる)も懸念されるため
一進一退を繰り返している、とのお話だった。

そして、クチから管を入れ始めて2週間以上経過しているため・・・・
そろそろ人工呼吸器をクチから入れるのではなく、
気管切開(喉に3センチほどの穴を空けて管を差し込む処置)を申し出られた。
もちろん、すぐに・・・という話ではない。
母は今酸素濃度が60%~70%、血圧はノルアドレナリンを入れて無理やり上げ、
心拍数が早い。走った後の心臓の状態を想像してもらえば、わかりやすいと思う。
これらが落ち着いてこないと、気管切開はできない。

この気管切開には、やはりメリットとデメリットが存在する。

まず、メリット。
この術式は、至極簡単なものであるらしい。
施術時間はおよそ30分ほどで完了。
気管切開が成功すれば、クチの開閉ができるようになり
口腔内の衛生環境を保つことができるようになる。
そして、見た目の緩和。
痛々しいほどの見た目が、管の数が少なくなり
スッキリするようになる。
麻酔の投与も不要、意識が常にある状態となり、
意思の疎通が容易となる。
更に、ベッドから起き上がるなどの簡単なリハビリが可能となる。
手足をまず動かすことから始まり、ベッドサイドで
立ち座りが出来るようになれれば、車いすでの移動が可能となる。
そして、クチから食事ができるようになる。
今までは鼻からチューブを入れての食事だったが、
重湯やゼリーなど、やわらかい食事をとれるようになる。
声は出せないが、筆談やスマホなどの操作がリハビリ次第では可能になる。


そして、デメリット。
術式は簡単とはいえ、それはあくまでも通常の話。
血小板数値が低い母には、なるべくメスを入れたくない。
希望は7、8万ほどあれば問題はないらしいが・・・・
母は2万ほどしかない上に、肝臓の数値が悪くて
血液の糊の成分を分泌することが出来ず、血液の状態がサラサラなのだ。
ドロッっとしていないので、なかなか止血ができないらしい。
いかに止血をしながら、血圧を保ち続けられることができるか・・・
これが大きなカギとなる。

次に、カテーテル(カニューレ?)からの感染の問題。
白血球が低い患者には、どうしても感染リスクが伴う。
しかし、母の白血球は6000台をキープできているとの事なので
通常の人と変わらない抵抗力があるため、特に問題視していないようだ。
そして、気管切開終了後、大出血の可能性。
どういうことかというと、酸素濃度は最大100まで上げることができるのだが
できることなら20~30で保ち続けたい。
圧を上げ過ぎてしまうと、皮下気腫になるばかりか
血管を傷つけてしまい、体内大出血になりかねない、との事。


※皮下気腫・・・皮下組織内に空気がたまった状態です。空気の侵入経路としては、皮膚の損傷による外部からの侵入、損傷された壁側胸膜へきそくきょうまくをとおしての胸腔内空気(気胸ききょう)の侵入、気管・気管支損傷や食道損傷などに伴う縦隔からの侵入があります。

 縦隔気腫は、胸部の中央にあって左右の胸郭きょうかくを分けている縦隔内に空気がたまった状態で、頸部けいぶ(首)の気管損傷や胸部の気管・気管支損傷に伴って起こります。気管・気管支損傷では、損傷部から縦隔内、胸腔内、さらには皮下組織まで空気が侵入し、縦隔気腫、気胸、皮下気腫を合併します。


気管切開を行わなければ、母に負担をかけ続けることになり・・・・、
年齢と体力を考えれば、本当にギリギリなのだと言う事はよくわかった。

とりあえず気管切開へ向けて今後の治療方針としては・・・
沢山投与している薬を極力減らすこと。
血圧をあげる薬も徐々にレベルを下げていく。

且つ、人工透析は24時間回し続けるのではなく、
一時離脱できるほど腎機能の回復をさせること。

これで容態が落ち着いてくれれば、
気管切開を決行することができるのだ。

そしてさらに話は続く。

病棟医『お母様の骨髄は、入院時抗がん剤によって完全に破壊したために白血球がほぼゼロの状態になったので、感染しやすい状況下を回避するべく、無菌室に入っていただきました。造られる血液が『異形成』なものなので、リセットをかけるために一度破壊しておかなくてはならなかったのです。しかし、破壊された骨髄はまた再生するものなので、時間がたてばは血球は上がるだろう・・・という見込みでした。しかし、ほぼゼロの状態でマルトフィリアを発症してしまい、なかなか数値が上がってこなかったので・・・・顆粒球輸血を行い、様子を見るしか手立てはありませんでした。しかし、現在は減ることはなくむしろ増え続けているので、完全に骨髄が『再生』したという判断に至りました。これでお母様の体内にある常在菌をコントロールすることが出き、ウイルス感染したとしてもおそらく撃退できるくらいに回復してきています^^』
メソ『・・・・おかーさんの、骨髄が・・・・・!』


泣くのを我慢しているメソメソに更に嬉しいニュースが続いた。

病棟医『あと、お母様にドナー1人、見つかったんです^^』
メソ『・・・・・・!!!!』

声が出なかった。
心臓が早鐘を打つ。
声は出なく、ただ涙が出るばかりだった。

病棟医『ファーストコンタクトをとり、ドナーさん自身に再度協力の意思があるかどうかを確認取りましたら、OKをもらえました。これからドナーさんには、お母様へ骨髄移植をするために、長い期間をかけて、沢山の検査を受けていただかなくてはなりません。移植準備が完了するまでに、およそ半年ほどかかると思われます。それまでに、本体であるお母様の体の状態を回復させておかなくてはなりません。体内のダメージが酷いと、移植をすれば命の危険を伴うからです。移植のためにも、快方に向けて全力で取り組みます^^』

私は、感謝の気持ちでいっぱいで、何度も何度も頭を下げ続けた。
おかーさんに、
ドナーが見つかった!!

奄美大島出身だから、母と近しい遺伝子・・・
白血球の型(HLA)が見つかるかどうか、
探すにしても可能性は低いと、
入院当初に言われたことがあった。

ありがとう。本当に、ありがとうございます・・・!
見ず知らずの他人のために時間を費やし、
母に骨髄を提供していただけるなんて。
まだ移植をしたわけではないが、希望の光が見えた瞬間だった。
どこの誰だかわからないけれど、命の恩人として直接御礼がしたい。
しかし、プライバシー保護のため。。。
素性を明かすことが出来ないのだそう。
ドナー側にも、レシピエントの情報は公開されないのだそうだ。
しょうがないこととは言え・・・、歯がゆく感じた。

悔やんでもしょうがないので、まずは当面の問題を一つずつ解決していくしかない。
体を治さなければ、どのみち移植はできないのだから。
病棟医から、いい土産話を貰えた。
父と喧嘩したけれど、ドナーが見つかったことを報告して一緒に喜ぼう!

病棟医『私の話は以上です。で、メソメソさんのご相談とは・・・?』
メソ『・・・あ、はい。実は・・・・』



つづく。



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父『お前の言うてることはおかしい!!アタマおかしいんちゃうんか!!』
メソ『だからぁ!!おかーさんの前で泣かないでって言うてるだけやんか!!会うのはかまへんよ!!でも毎度泣かれたらおかーさん、自分の体の事誤解するやんか!!』
父『そんなん、涙なんか抑えられるわけないやろ!!できたらとっくにやっとるわ!!』
メソ『よく考えてよ。おかーさんに必要なのは涙や哀れみじゃなく、明るい未来の話とか病気は少しずつ回復してるっていう自覚を持たせて、気持ちを安定させることなんよ!!自分の事で泣かれるのが一番嫌がるの、わかれへんの!?』
父『そんなもんわかってるに決まってるやろ!!でも、泣けてくるのはどうしようもないんよ・・・!!メソメソみたいに、明るい声で励ましたりとか、手を握ってあげたりとか・・・そんなんできへん!!』
メソ『悲しむなら病室の外でってさっきからいうてるやんか、ちっともわかってないな!!おかーさん、生きようと必死なのに目を背けるって、応援してないことと一緒やで!私は強くないよ、おかーさんが頑張ってるから私もがんばらなきゃって思ってるだけや!!喜びの涙は流していいんよ。でも、もうアカンいいながら泣くの絶対やめて!!まだおかーさんは生きてる!!』
父『・・・・わかってるよ・・・・泣くのがそんなにアカンことなんか。お前の言うてることはめちゃくちゃや。言うてることがサッパリ理解できん。悲しんで何が悪い。金輪際お前とは一緒に面会行かんからな!!』
メソ『ああ、そうや。悲しんで泣くって、おとーさんの中ではおかーさん助かれへんってことになってんねやろ。私だってそんな諦めた人と面会一緒に行きたくないわ。私まで気が滅入るしな!!別行動しよう、私も勝手にするわ!!』
父『・・・っ、なんや親に向かってその言い方は!!!』
メソ『それはお互いさまやろ!!アタマおかしい言われて腹が立たんと思てんのか!?おかーさん治したいんだったら泣くのいい加減やめぇゆーてんねん!!!』

弟『・・・・・・・。』


言い合いは、5月19日(金)の朝に起こった。
透析が無事に済み、24時間人工透析を回し続けなければならないが
母は少しずつではあるものの、回復していった。
しかし、それとは裏腹に・・・父と弟は、
どんどん元気をなくしていき、悲しみに暮れる日々が続いた。

このままでは母に続き父と弟が倒れてしまうのではないかと思い、
旦那に相談をしながら意見をまとめ、なるべく刺激しないように話をしたかった。

でも・・・結局私の話の持って行き方が悪くて、
『二度と会うな』と認識されてしまったようだ。

違うのに。そうじゃないのに。
うまく伝えられへんかった。
怒鳴りあうなんて、おかーさんが嫌がることなのに。
優先するべきはおかーさんのキモチで、カラダで。
それを支えるのが医療チームであり、私たち家族であり。
生きる希望を与えてやってほしいって言いたかっただけなのに。

ドラマを見たことある人は、病院のお見舞いへ行くワンシーンを思い出してほしい。
面会に来る人たちは、果たして泣きながら入室していただろうか。
勤めて明るく、患者と他愛ない話をしているんじゃないか。
患者の最期なら、まだしも・・・・・・。

おかーさんの性格からすれば、自分の事でしんみりされるのが嫌だから
静かにされるのを嫌うから、人の気配を感じていたいから
個室ではなく、大部屋がいいなって常々言っていた。


意識が回復してきて、クチに太い管があるので
喋れはしないけど耳が聞こえ、目も見えるんだから
悲しくて泣いてるのを察知させてはいけないと思う。

時々ならまだいい。

毎度、となると・・・・
おかーさん自身が『ああ、もう助からないのかな』と
諦めてしまうんじゃないか。
そうなれば、今までの治療が無駄になる。
おかーさんが諦めてしまう。
もう二度と会えなくなってしまう。

そうならないために、周りも頑張って支えて行くべきだと思うんだ。
患者一人にがんばらせてはだめだ。
おかーさんが諦めるまで(心臓が止まる事)・・・・
回復を信じて、私は笑顔で会いに行き続ける。





父と大喧嘩したその日、昼の面会は私ひとりで行く、と伝えた。
父は反対せず、自分は夕方会いに行くと返事が返ってきた。


昼の面会は、14時-15時30分の間。
その間に、家族が訪問し、ICU担当医から説明を聞く義務がある。
父はこれまで、優先的にこの面会へ毎日参加していた。
行きたいという純粋な気持ちというよりも
『自分の妻だから行かなければならない』という義務感のほうが強い印象を受けた。
先生の話の内容は悪い報告しか耳に入ってこず、
良い話ももちろんあるのだろうが、
とにかく悪い話ばかり頭の中を占領されてしまうようで
冷静に話を聞ける精神状態ではないことは明らかだった。

そのため、2時の面会への足取りは重かったように思う。

私は逆である。

まずは母に会える喜びのほうが大きい。
先生の話は、ぶっちゃけ二の次(笑)
もちろん、先生の話は必ずしも良い話ばかりではない。

割合でいうなれば、ICU入りたての頃は
良い話 : 悪い話=0 : 10 だった。

いつどうなってもおかしくないですよ、と散々脅され(?)たものである。

しかし、2週間以上が過ぎた頃。
顆粒球輸血を施し、人工透析処置もスムーズに行っている現在は・・・
良い話 : 悪い話=2 : 8 ぐらいにまでなっている。


おかーさんは『命綱なし』で『目を閉じながら』1本のロープの上を
そろり、そろりと歩いている状態なのだ。
踏み外せば、真っ逆さまに落ちてゆく。。。


飛行機で例えるなら、まだ滑走路をゆっくり移動しているに過ぎない。
離陸にはまだまだ準備が必要な状態なのだ。
飛べるかどうかは、おかーさん次第・・・であると言う事。

母の状態は現在、
酸素濃度を50→70まで引き上げ。(通常は20~30)
人工呼吸器装着、口腔内の出血が止まらず。
血圧はやや低めのため、ノルアドレナリン等の薬を服用。
人工透析処置により、毒素は体外へ排出し続けている。

そして・・・・

マルトフィリアによる肺炎の危機は脱出したものの、
肺のレントゲンを撮ると、また白くなってきているようだった。。。

医師たちは、ウイルス感染なのか?と疑って検査をしたものの
ウイルス検出は特になし。
血小板は2万台、白血球は4000台をキープ。
白血球数値を診る限り、ウイルス感染の線は低いだろう、との見解になった。
原因については、もう少し時間がかかるとの事だった。

あと、肝臓のビリルビンという値が徐々に上昇中であるとの事。
肝臓は重要な臓器であり、主に解毒をする臓器らしいのだが
アンモニア濃度が上昇しているため、解毒作用が働かずに
全身に黄疸が出ていた。意識もやや薄い。
奄美の姉さんたちが来ていた頃より、意思の疎通ができにくくなった。

おそらく、腎臓と肝臓のダメージが酷いのだろう。
体内に毒素が蔓延すると、意識がひくくなるようだ。
人工透析により尿毒素は出ているが、肝臓が機能を果たせていないので
アンモニア濃度が濃ゆくなっている。。。

『人工肝臓』なる医療的処置は、現代の医学にはない。
本人の回復力に賭けるしかない、らしい。。。


ICU医師の説明を聞いてる最中、病棟医の先生が来てくださった。

病棟医『このあと、少しお時間いただけないですか??』
メソ『わかりました。私も、ちょうどご相談したいことがあるんです。』


ICU担当医の説明が終わった後、私はICU内の『家族説明室』へ呼ばれた。


つづく。




5月15日(月)。
母の肺炎は、ひとまず回復傾向にあり、落ち着いた。
気持新たに、私たちは週明けの忙しい業務をこなしていた。

その日は、私自身の病院(整体)へ行きたかったのもあり、
いつもなら面会へ行くのだけど、日曜日の時点では
比較的調子良さそうに見えたので、
父たちに任せて、あえて面会は行かなかった。

そして、5月16日(火)の朝。
月曜日に比べて、比較的穏やかな雰囲気の事務所。

と・・・・

父の携帯へ、病院から電話がかかる。

父『もしもし。・・・・あ・・・・はい、はい・・・・、ハイ・・・・』

医者からの話の内容で、父の顔色がみるみる悪くなっていき・・・
返事をする声にもチカラが入っていなかった。

父『・・・そうですか・・・わかりました、失礼します・・・』

うなだれながら、私のほうへ向き直り、チカラなく言葉を発した。

父『メソメソ・・・すまん。すぐ、おかーさんのとこ行っちゃってくれ・・・』
メソ『・・・わかった。ICU行ったらええの?』
父『おかーさん、もう助からないかもしれない・・・・!』
メソ『ちょ・・・縁起でもないこと言わんといて!行先はICU??』
父『でも、でも・・・・・』
メソ『お父さん!!ちょっと落ち着いて!!!』
父『・・・・・・』
メソ『呼ばれてんねやから、これから向かわなアカンやんか?どこに向かったらええの?』
父『・・・集中治療部・・・・』
メソ『おっけ。ちょっとおとーさんのこと頼むわ!』
弟『う・・・うん・・・・』
メソ『詳しいことは先生から聞いて、それから連絡する。おとーさんにあたたかい飲み物飲ませてやって!じゃあ行ってくる!!!』
弟『き、気を付けて行ってきて!連絡待ってる!』
父『・・・・・もうアカン・・・もう、、・・・・・・』

私は焦る気持ちを抑え、安全運転で病院へ向かった。

駐車場へ到着、そしてダッシュ。
息を整えながら、ICUのインターフォンを鳴らした。

メソ『すみません、メソメソです。母の事で先ほど連絡ありまして・・・』
ICU『すぐ向かいますので、待機室でお待ちください』


しばらくして、主治医が来た。

主治医『突然お呼びして申し訳ありません。実は・・・』

肺炎の炎症数値は下がり、白血球数値が上昇しているのだが、
やはり薬の副作用で、他臓器に深刻なダメージが出ていた。

肺・肝臓・胆のう・・・・
腎臓のダメージが特にひどいらしい。
尿がうまく排出されず、体内に毒素が蔓延。
つまり腎不全になりかけている、との事。

通常であれば人工透析を行えば済む話だが、
母の場合は不安要素を含んでいるため、
なかなか踏み切ることができずにいるようだ。

理由は『血圧数値が圧倒的に低い』こと。
血液を抜いて浄化する処置を行う場合は、
安定した血圧数値であることが絶対条件らしい。
なぜなら、処置中は血圧が低下し、体温が下がるからだそう。

そして、カテーテルを入れる場所は
母の場合、首から入れなければならないらしい。
医師は腕からではなく股の付け根から挿管したかったようだが
皮膚の炎症がひどいため、難しいようである。
首へ入れるとなると動脈があるため・・・
傷をつけないように挿管しなければならないらしい。

提案としては、24時間透析を回し続け・・・
血圧の様子を診ながら、ゆっくりゆっくり回すこと。そして・・・

血圧が低いため、心肺蘇生時などに使用するノルアドレナリンと
もういっこ・・・薬銘忘れた('A`)とにかく血圧を上げるための
強めの薬を使用しなければ、人工透析はできないとの事だった。
この薬を使うと更にダメージを与えることとなる・・・

しかし、人工透析をしなければ母の体内から毒素が排出されない。
透析中、血圧が低下すれば命の危険が伴う。
もはや母の体力にかけるしかなかった。

またしても、悩んでいる暇はない。
これで何度目だろうか('A`)などと悲観に陥いることもなく・・・
ただ、助けてほしい一心で。母を何とかしてもらいたくて。
人工透析の処置をしてもらうため、私は同意書にサインをした。
事後報告になってしまったが、そのあと父へ連絡を入れた。

父と弟が、仕事を切り上げ午後1時に合流。
私はお昼を食べていなかったため、遅めの昼食をとった。





人工透析の処置は、午後3時から執り行うようだ。
血小板輸血待ちの状態である。
待っている間、3人でいろんな話をした。
父と弟のクチから出てくるのは、またしても悲観的な事ばかり。。。

もう、うんざり('A`)

気持ちは痛いほどよくわかるんだけどね?
でもさぁ、悪い方へ考えれば考えるほど、
自分も暗闇へ落ちていく感覚になっちゃうから
すっごく危険なんだよ、おとーさん・・・・・
ココロが折れれば、体だって壊れかねないのは良く知っている。

やばい。
このままだと、父も弟も鬱になるんじゃないか。
何とかしないと・・・。
私まで、2人の悲観的な気持ちが伝染しかねない。
主治医に相談してみようかな。
いや、まずはちゃんと2人の話をちゃんと聞いて、
意思の確認をしないと、かな・・・・

下手なことをいう訳にもいかず、
父たちへ慎重に言葉を選びたかったため
頭の中で整理しようとした。
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・・・・あ”---ッだめだ。

何も整理できん。冷静になれない。私も精神的に相当キテるな。
場所も場所だしな。家に帰って旦那に相談しながらまとめよう・・・

適当に理由をつけ、私は2人から離れることにした。
父はまた眠れていないようで、車で寝てくる、と言い離れた。
弟は家族控室で待機。

この家族控室も、少々難儀なスペースだったりする(>_<)

状況が状況なだけに、本当にしょうがないことなんだけど・・・

ため息をつきまくっているひとや、
どこか憔悴しきったひと、
明るい大声でしゃべりまくるひと、
いびきをかきながら寝ている人、
病院の悪口を言っている人、
待たされていることにイライラしているひと、
幼い子供たちがとにかく騒がしい・・・・・

お願い、静かにさせて(´;ω;`)
本当にどうしようもないんだけどね。がまん、がまん・・・・

家族待機を余儀なくされている場合は、
必ずこの控室に誰かが居なければならないのがルール。

やむを得ず退室する場合は、一言声をかけなくてはならない。
そのルールすらも、守れていない人もいて・・・・
家族さんに説明しなければならないのに、
待機室にいないせいで探し回って
余計な時間を消費している集中治療部の看護師さん。。

はぁー、和歌山人ってほんとアレやな。
ほんと、てがえんわー・・・・


あー、だめだめ。
おかーさんが大変な時だからこそ、
他人を批判するのは止めよう!

そんなこんなで、人工透析の処置が終わったらしく
集中治療部へ呼ばれた。

入室できたのは6時過ぎだった・・・・

担当医『お待たせしました。お母様の透析処置は、無事完了しましたよ^^』
3名『・・・・ありがとうございます!!!!』


うまく行った。
大きな出血をすることもなく。
血圧も特に大きな乱れはなし。
但し、ノルアドレナリン等を服用しながら。。。なのだが。
もう、さすがとしか言いようがない。
お陰でまた、次の治療への道が開いた。


母がまたひとつ、先生たちと本人の頑張りで試練を超えたが・・・・
この頃から、私が越えなければならない壁の存在が、くっきりと現れ始めた。



つづく。



母に一目会いたくて、奄美大島の親族たちが和歌山へ上京。
甥っ子夫婦、母の姉2名と妹、そして一番上の姉の娘の4名が病院へ来てくれた。
↑説明がややこしくてすいません(笑)
とにかく、この日は大所帯での面会となった(。-∀-)w

人数が多いので、1組4名で入室。
姉さんたちを優先し、パーティを編成。←
父と私がそれぞれ分かれて、母と面会させるべくICUエリア内を引率をした。

母はこの日、おめかしをしていた(*^^*)
といっても、黄色の帽子をかぶせてもらっていただけなんだけど(笑)
集中治療部の看護師さんのイキな計らいなんだと思う。
髪の毛が少し抜けていたので、かぶせてもらったようだ。

しゃべることが出来ず、体のあちこちはボロボロになってしまったけれど、
幼いころから一緒に過ごしてきた姉たちとこうして
同じ時を過ごせることができて、、母は本当に幸せそうだった。
姉さんたちから、沢山の元気をもらえたようである。
逆もまた、しかり。会いたい、と思っていても、すぐに会える距離ではない。
LINEで都度報告しているとはいえ、限界がある。
目を見開き一生懸命応えていた母に、姉たちも涙が絶えず流れていた。

そして次の日も、病院で可能な限り面会時間を有意義に使った。
母の体は、この日だけはむくんでおらず、
顔の赤みも消え、熱が下がっているような印象を受けた。
嬉しさのあまり、母の体に奇跡が起こっているのか・・・、
または特別なお客さんのお見舞いのため
ICUの方々がお薬を調整してくれたのか。
その辺は確認していないけれど、前者だと思っておこう(*'ω'*)♪

宿泊先は、父と弟のいる実家で休んでもらい。。。
ご馳走をたくさん作ってくれた。しばらく食べ物に困らないほど(笑)
父も弟も、お腹が出ているとはいえ(肥満体系w)
さすがにこの量は捌ききれないだろう^^;

食事が済んだあとは、
アルバムを見ながら思い出にふけっていたようである。
私には帰る家が他にあるので、旦那と一緒に家で休むことにした。

本当に、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまった。
いい土産ができた、これで安心して奄美へ帰れると
口々に喜んでいた叔母たち。
いよいよ、帰る日が迫ってしまった。
このまま、このまま・・・うまく快方へ向けて進んでくれれば良いな。


定刻通り、姉たちは奄美へ飛び立った。
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・・・が、私たちの願いとは裏腹に・・・
幸せな時間は、長くは続かなかった。


次なる試練の幕開けとなる。


つづく。



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5月11日(木)。

その日は特に電話がかかってくることもなく・・・
普段通り、仕事に打ち込めた。

旦那は『次は俺の番(脱血処置)か・・・』
と、若干憂鬱そうである(笑)

私の血液で肺炎回復が望めなかった場合、
声がかかるだろう…ということで、
いつになるかわからないが、しばし待機をしてもらうようだ。

夕方、仕事を済ませて母のもとへ。

メソ『おかーさん!来たよー!!具合はどう!?』
母『・・・・・、・・・・・!』

母は目をパッチリ開けていた!
何か言いたげに、管が邪魔そうな感じで舌が動いていた(笑)
心配かけまいと『大丈夫!』のアピールを必死でしているのだろう。
しかし時折、眉間にシワが寄ることがあった。
麻酔がいつから切れたかわからないが、管の挿管で苦しいのだろう。。。

母『・・・・・・・、・・・・、・・・・・・!』
メソ『わかった!わかったから(笑)あまり動くと苦しくなるよ( *´艸`)』
母『・・・・、・・・・っ』
メソ『よかったぁ、元気そうで^^でも、血圧はまだ低めやなぁ・・・』
母『・・・・?・・・・・・、・・・・・・!』
メソ『そうやね、少しずつ回復してるもんね!この調子で頑張ろうね』
母『・・・・(うんうん、とうなずき、目を閉じた)


目を見開いたり、うなずいたり、目をきょろきょろしたり・・・
手を握ってあげると、握り返しはできないが、ピクピクと動いていた。

看護師さんが入室してきた。

看護師『失礼します。メソメソさん、こんばんわ^^』
メソ『こんばんわ^^いつもありがとうございます!』
看護師『今日のお昼の面会のお話では、マルトフィリア(肺炎)をほぼ撃退できたようですよ。とても心配されてましたもんね、いい結果になって本当に良かったですね!』
メソ『・・・・わぁ・・・・・っ』


思わず母を見た。
目を少し開けて、こちらを見ていた。
どのくらい私の顔が見えてるのかわからないから・・・、
顔を近づけ、おかーさんの耳元で肺炎がほぼ治ってることを話した。

母『・・・・・・・・・・。』

母の目に、涙が沢山あふれていた。
鼻もひくひくしている(笑)
私もつられて泣いてしまった。。。

看護師『あたたかいタオルで、お顔を拭いてあげてください(*^^*)』

タオルを受け取り、母の涙をぬぐってあげた。
あたたかくて気持ちよいのだろう。
顔がほころんでるように見えた。

顔を含め全身がむくみ、肌は薬の副作用で大量の発疹、ただれ、ひびわれ・・・
毛も抜け始めている。目が赤く充血している。
暴れないように、手足は固定され、抑制剤を投与され・・・・

クチには人工呼吸器であるチューブを喉の奥まで挿管。
強制的に酸素供給を施されつつ、
尚且つ、片側の鼻からチューブを挿管。
胃を傷つけないように直接濃度の濃ゆい栄養剤を入れている。
栄養を入れないと、回復するチカラが出ないのだ・・・・。

激闘の末、致死率が高いといわれていた
『マルトフィリア』に見事打ち勝てた母。
肺のレントゲンを見せてもらったが、
真っ白だった肺がほぼ真っ黒の状態。
CRP(炎症数値)も『5』まで下がっていた!

そして母の血小板と、白血球は・・・・

血小板『9000』→『45000』UP!
白血球『15』→『3800』UP!!



やったやった!!
YATTA--!!(∩´∀`)∩


明日はいよいよ母の姉たちが奄美大島から上京してくる。
対面が本当に楽しみだ( *´艸`)♪♪♪

ちなみに・・・・
旦那が気にかけていた脱血処置は、
弟と私の血液により肺炎を撃退し、
母自身の白血球、血小板数値は徐々に上昇してきているので、
白血球弐号機(旦那)の出動は不要となりました(。-∀-)w


つづく。





主治医は、どこか浮かない様子で私に告げる。

主治医『メソメソさん・・・申訳ありません・・・』
メソ『・・・・え・・・・?』
主治医『今日は予定通り、メソメソさんの脱血処置を行う予定だったのですが・・・』
メソ『は、はい、そうですよね。・・・何か、私に問題でも・・・!?』
主治医『あ、いえ・・・そういう事ではありません。実は、お母様の容態が安定していないんです。』

yjimage2EVQOVKB
----と、すみません。
えー、一部映像が乱れてしまいました・・・??
大変失礼いたしました。。。。

昨日、母の体内へ弟の新鮮な血液を入れ、一時的に容態は悪化した。
心拍数、脈拍、酸素供給数値・・・すべて。
でも、それは自分以外の血液が入ることで起こる化学反応だと、
前もって説明されていたのでまた、容態は回復するのだと思っていた。
しかし、あくまでも予定は予定。
機械を相手にしているのではなく、生身のニンゲンなのだ。
予定通りに行かなくて当たり前。
輸血は本来、本体(母)の血圧や心拍数、酸素供給が安定していなくてはならない。
なので、結論としては・・・・

主治医『お母様のペースに合わせた治療を優先したいので、ゆうべ薬を服用してもらったのですけど・・・受け入れられない状態なので、今日は見送りということにさせてもらえないでしょうか。』
メソ『・・・ああ、そういう事でしたか!!ぜんっぜんオッケーですよ(*'ω'*)!母を思っての内容ですし、むしろ安心しました(笑)』
主治医『お仕事のご都合もあるでしょうし、本当に申し訳ありませんでした』
メソ『先生、謝らないでください。仕事なんて、母のことに比べれば大したことないんです。他にもスタッフがいるんで、仕事はなんとかなります。でもドナーは特別でしょ?私たちにしかできないことは、なんとしても優先させたいですから。では、母の容態が落ち着いたらもう一度準備ということで宜しいんですよね??』
主治医『はい、そういう事です。明日、午前中になんらかのご連絡させていただきますね。明日、お母様の容態が落ち着いていれば、メソメソさんの脱血処置を行います。本当によくご理解いただいて大変感謝していますm(_ _"m)』
メソ『助けたい思いはみんな一緒ですから(笑)では、明日ご連絡お待ちしています』


私はひとまず父へ簡単に経緯を説明し、
薬の影響もあり殆ど睡眠がとれていなかったため、
明日の処置に備えて休暇をもらうことにした。

その夜、母へ面会に出向いた。

母は、相変わらず目をうっすらと開けている。
しかし、意識が薄いようで・・・少々反応が乏しかった。

ちょうどICU担当医が来てくれたので、私に簡単な説明をしてくれた。

ICU担当医『午前中は全体的に数値が低く、顆粒球輸血に踏み込めなかったのですが・・・、夕方から徐々に回復してきていますので、このまま行ってくれれば明日は予定通り、処置できそうですよ^^』

おかーさん、すごいよ。
おかーさんが頑張ってるから私も頑張れるよ。
明日は私の血液を輸血してまたしんどくなるかもしれないけど・・・
次こそは肺炎、治るといいね。

ICU担当医『あ、あと嬉しいニュースがありますよ』
メソ『えっ??な、なんですか!?』
ICU担当医『安定してきたので、先ほど血液を採血して、血球中の数値をみたのですが・・・お母様の体内に、白血球の赤ちゃんが5個産まれてました。お母さま自身で治そうとするチカラが芽生えたってことです。』
メソ『・・・・・・!!』


泣き崩れた。
すごくすごく嬉しかった。
なんて言っていいのか言葉が出ず、緊張の糸が切れたような感覚に陥った・・・・

ICU担当医『弟さんの顆粒球を入れたことにより、白血球と血小板数値が少し上昇、肺炎数値は少し下がりました。時間がたってしまっているので、弟さんの白血球をすべて使い切ってしまったため・・・また元の数値に戻ってしまったのですけど、元々が『10』だったのが今は『15』になってるんです^^』

健康な人ならば、白血球数値7000~8000程あるのに対し
母は「15」しかない。だから、肺炎を治せずにいる。
白血球が少ないから、自分の体内にある億単位の菌をコントロールできずにいる。
弱毒菌をやっつけるチカラさえもない。
でも、自分の白血球が生まれてきたってことは、希望が出てきたという事!

私は病院を出てすぐ、父へ連絡を入れた。

5月10日(水)。
朝、メソメソのケータイへ主治医からのコール。
母の容態が安定期に入ったため、これからすぐに病院へ来てほしいと言われた。
脱血の準備を行いたいのだという。
会社を抜けて、すぐ向かった。

昨日は体感的に辛かった症状も、今日はバッチリだった。
しっかり眠れたし、若干腰の鈍い痛みがあるだけで、特に問題はない。

痛み止めのテープを貼り、2本目の白血球増力剤を左肩へ注射。
時間が経ってしまっているので、念のため打つことにしたようだ。

2~3時間ほどで効果があらわれてくるので、
12時半より脱血処置を開始すると言われた。

時間をつぶすため、病院内にあるレストランでひたすら
タブレットをパチパチとタイピング。
ここぞとばかりに、ライブドアブログを書き貯めていた(笑)





時間になり、いよいよ処置開始。
かちゃかちゃと、機材を運び始めセッティングし始める。
主治医の右手には注射器が・・・・、

ふ、ふ、・・・
太っ!!!!
めっちゃ太い針!!
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まさにドドリアさんのような心境でした。

こ、これを刺すんですね・・・ゴクリ。
左腕はストレートに1本、右腕は3か所ぶち込まれた。
右腕はうまく血管が出てこず、右手の甲より刺す。
つまり、こんな感じ(。-∀-)
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後ろの洗濯物はスルーしてくださいwww\(^o^)/

いたそーって思ったけど、
言うほど痛くありませんでした(*ノωノ)w←●ゾじゃないYO☆
女は痛みに耐えれるようにできてるんですね。感謝感謝♪

脱血中の状況をスマホで撮影したかったのだけど
両腕に極太針が刺さったままだったので
身動き取れず・・・・_(:3 」∠ )_w

とりあえず、脱血中の状態としては・・・

寒さ!
血液を抜くと、血圧と体温が下がるようです。
ガチガチと唇が震えはじめ、
膝もガクガクと震えはじめました。
電気毛布を用意してくれたので、寒さはなんとか軽減。

舌がしびれる!
医療的説明を聞くのを忘れたのだけど、
献血中ならだれでも起こる当たり前の現象なんだそう。
装着完了後、おねいさんと楽しくおしゃべりできていたので
これは特に問題なかったようだ。

とにかく摂れる!搾れる!!
弟の時もそうだったらしいが、血液が良く摂れる家系だと褒められた(笑)
どんなに若く健康な人に、同じ処置を施したとしても
なかなか摂れない人も居るのだそう。
弟は途中、血液の流動が止まったりしていたので時間がかかったようだが
私の血管は太く健康であるため、血圧も安定しており・・・
作業を中断することなく、脱血時間は2時間ほどで完了。
弟とほぼ同じ量が摂れたらしい。
きっと、ドーピング2回してるからだな(*ノωノ)w

終わった後、特にふらつくこともなく・・・
直帰してよい、との事だったので、
自分で車を運転し、晩御飯にマクド買って帰りました(笑)

今夜、母を苦しめている肺炎ウイルスとの闘いが始まる。
私の血液は優秀だから←
肺炎をやっつけた後は速やかに消滅してくれるだろう(笑)

でも・・・ひとつだけ気がかりなことが(´・ω・`)
私の血液、優秀なんだけどかなり気が強いから・・・・
おかーさんの体内で暴れすぎないかが不安だったりもする(;´Д`)w

考えていても、しゃーない。
その日の夜は、早めの就寝をした。



つづく。





5月9日(火)、時刻は21時。

次なる攻撃をしかけるべく、
白血球零号機操縦士のメソメソは
碇指令(主治医)の元へやってきた。

左肩をあらわにしたメソメソを前に、
右手に白血球増力剤を持ちながら
yjimage[1]




いや、主治医は
こんなセリフ
言ってないですYO!

でもまぁこんなニュアンスのようなことをメソメソへ言ってました。

要は『お母様を一刻も早く治しましょうね』ってことです。←

ステロイドを2錠のみ、注射器によるドーピングが終わったのち、
少しだけ、おかーさんに会えるかな・・・と思い、
集中治療部へ足を運んだ。

ICUのインターフォンを鳴らす。

ICU『はい、ICUです』
メソ『あ、夜分にすみません・・・メソメソと言いますが。少しだけ母に会いたくて来たのですけど、無理でしょうか??』
ICU『あ、はい娘さんですね。大丈夫ですよ、どうぞお入りください^^』


夜9時回っているため、病室内は消灯していた。
母の病室のみ電気がついていた。
きっと、私が面会に来たのでわざわざ付けてくれたのだろう。
母を起こしてしまったと思い少し申し訳なく感じたが、
入室前にガウンなど着用したのち・・・静かに入室した。

メソ『・・・・あれっ?』

母はうつぶせで寝かされていたのに、
仰向けに寝かされていた。

メソ『・・・おかーさーん・・・お邪魔しまぁす・・・』

母はうっすらと目をあけていた!
ちょっとびびった・・・・(笑)

メソ『おかーさん、起こしちゃった??メソメソだよ。ごめんね、こんな夜遅くに・・・』
母『・・・・・(またたきを何度かしている)』
メソ『おかーさん、今日から仰向けに寝てるんだね・・・』
母『・・・・(目を閉じる)』
メソ『仰向けで寝れるってことは、肺にたまってた水が抜けたのかな・・・』
母『・・・・・(目をきょろきょろしている)』
メソ『今日は弟の血液がおかーさんの体内に入ったんやで。これで肺炎をやっつけるんだって!私らもおかーさんの治療に協力できるんよ??明日は私の血液がおかーさんを助けるからね。一緒に頑張ろうね・・・』
母『・・・・・(目を見開きながら、うんうん、と頷き返してくれた)』

看護師さんが入室してきた。

看護師『ちょっと点滴の交換させてもらいますね~。お母様、今朝から意識が戻ってるんですよ♪』
メソ『あ、そうだったんですか!じゃあ、麻酔は効いてないから意識が浮上してるんですね・・・!』
看護師『そうなんです^^麻酔が切れた分、おクチの管が痛いかもしれないので、様子を診ながら痛みを緩和させるような処置になります・・・今はちょうど切れてますので、起きてますね~^^』
メソ『そうですよね。こんな太い管が喉の奥にあったら・・・・おえってなりそう(>_<)』
看護師『面会が終わったら麻酔入れますので意識がぼんやりになっちゃいますが、今のうちにメソメソさんのお声を沢山聞かせてあげてくださいね(*'▽')』
メソ『あ、先ほど少し喋りましたし、痛いのも辛いと思いますのでそろそろお暇しますm(_ _"m)お気遣いありがとうございます!』
看護師『いえいえ^^今日は注射打ったんですよね??夜、寝づらいと思いますが・・・明日に備えて、可能な限りゆっくり休んでくださいね♪』
メソ『ありがとうございます。失礼します┏○))ペコ』


その夜。
私の体の中で覚醒が起き始める。

マリオカートで例えるなら、
両手に赤のカメの甲羅を所持しつつスーパースター状態(一定時間無敵)で
怖いもの無しのままルートを爆走中なイメージ⊂⌒~⊃。Д。)⊃www
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んー懐かしい!!よく遊んだわ、コレ。スーファミのやつね(笑)

症状としては・・・・、
まず、腰のあたりがすっごい疼く!!!
生理痛の重たいやつ・・・男性にはわかりづらいか(;'∀')
鈍器・・・いや鋭利な物で腰をぐりぐりされてるような感覚??
とにかく骨髄があるであろう場所が痙攣しっぱなし。
血球が量産されているのだろう(笑)

そして下半身の痺れ!
んと・・・長時間正座してたらビリビリくるような、あんな感じ。
そしてこむら返りが起こりそうなほど足の筋肉が張っている(笑)
歩くと剣山の上歩いてるようで足の裏がチクチクと痛む('A`)

若干の息苦しさ。
興奮してる状態だから、しゃーないか・・・
変態さんが『ハァハァ』してる情景を思い浮かべてください(笑)

喉の不快感!
魚の骨、喉にささったことあります?^^;
あんな感じで、唾飲み込むと違和感アリアリで気持ち悪かったです。
痛くはありませんでした。

大量の発汗!!!
これが一番参りました_(:3 」∠ )_・・・・
眠りが浅いようで何度か目が覚めて起きるのだけど、
全身汗びっしょりなんですわ。
3回ほど起きたかな・・・・よく覚えてないけど(笑)

自分の汗でひんやりと体が何度も冷えたので、
大事な献血が控えてるのに風邪ひかないかヒヤヒヤモノでした。





よく寝付けないまま、再びNERV(-ネルフ-)へ向かう。←しつこいか(笑)

主治医に呼ばれ、診察室へ入ったメソメソは・・・
予想だにしていなかったことを主治医より通告されてしまった。



つづく。



ついに、母の肺を蝕むウイルスが断定した。

弱毒菌と呼ばれる『マルトフィリア』。
この菌は環境に存在し、極めて発見しにくい菌であり、
主に水回りに存在するらしい。
感染経路としてはヒトからヒトではなく・・・・
カテーテルや医療器具、
抗生物質などの薬物の中に微量だが存在するようだ。

では、母は院内感染だったのか??

正直なところ、カテーテルやその他医療器具、
どの抗生物質にマルトフィリアが付着していたのか
特定が非常に困難であると説明された。
可能性がある、という仮定の話なので
院内感染ではないのかもしれない。

ただ、抗がん剤治療を始める前に医師から説明はあった。
『お母様は一時的に白血球が減るので、感染症になりやすい』と。
おそらくこのとき示唆していた感染症とは、
弱毒菌に侵されやすくなることなのだと悟った。

医師は説明する。
『外部からの強い毒性をもったウイルスならば、毎日抗生物質を投与していたので細菌が体内へ侵入したとしても、すぐ死滅します。しかし、中には抗生物質が効かない菌もいるんです。これにかかると、自身の白血球でしか治す方法がありません』

肺炎のウイルスも色々種類があるようだが
母が今回患ってしまったのは『マルトフィリア』であり、
抗生物質に対して耐性のあるウイルス。
しかも感染すれば致死性が高いとはっきり言われた。
治すには自身の白血球を以って治す以外治療法はなく・・・
尚且つ、元々の病状が『骨髄異形成症候群』なため、
血球数値が正常ではない・・・・。

そこで、荒療治として健康な白血球を輸血し、母の体内へ注入。
いわゆる『白血球の増援』を行うのだ。

先日の記事にも書いたが、
これは日本では普及していない治療法であり、リスクもある。
白血球は本来、骨髄移植をして生産されるもの・・・
しかし、ドナーが見つからず肺炎が発症してしまった現在、
待っている余裕が無い。

マルトフィリア(大魔王バラモス)討伐の為
ドナーに選ばれし3血士(さんけつし)たちは、見事試練をクリア。

マルトフィリアのいる最終ダンジョンへ向かうべく、
攻略に向かうための下準備に取り掛かった。
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『顆粒球輸血(かりゅうきゅうゆけつ』
マルトフィリア討伐スケジュールは、下記の通りである。

5月8日(月)夜21時。
白血球初号機操縦士の弟へ、白血球増力剤を注射。
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ステロイド2錠服用。その後帰宅。

夜、全身筋肉痛が起き興奮状態にあり(覚醒!?)
なかなか寝付けないまま夜を過ごし、
朝9時になり初号機はNERV-ネルフ-(つまり血液内科外来)へ訪問。

およそ5時間激闘の末、無事に脱血処置完了・・・・・。
弟はおよそ13か所極太注射をぶっさされ(肉厚体型だったので)、
血管が細いため脱血スピードを落としながらの処置になったとの事。

その後白血球初号機の血液は放射線を照射され、浄化。
母の体内へ侵入。。。マルトフィリア討伐へ向けて始動した。

母の容態が一時的に低下。
体の中で、大魔王バラモス vs 初号機のバトルが繰り広げられていた。
心拍数、血圧、酸素濃度が下がりはじめるも。。。

戦闘結果は、
CRP値(肺炎):36→28、
白血球:10→350
血小板:9000→27000。

顆粒球を入れたことにより、数値は少々ではあるが回復!!
臨床は成功したと言える。
が、しかし・・・まだまだ大魔王バラモスの勢力は強いままである。
追い打ちをかけるべく、次は白血球零号機(メソメソ)を始動することとなった。


※ドラクエとエヴァのみっくす文章で混乱した内容となりすみませんでした※



つづく。




5月8日(月)AM9時過ぎ。
慌ただしい職場の中、私の携帯が鳴る。

メソ『はい、メソメソです』
先生『おはようございます、主治医の●●です。今、少しお時間大丈夫でしょうか??』
メソ『はい、大丈夫です。どうされましたか??』
先生『はい、実は頼みたいことがありまして・・・急で申し訳ないのですが、メソメソさんと、弟さんと、メソメソさんの旦那様に血液提供の協力を申し出たいのです。できればメソメソさんだけではなく、3名様一緒に来てもらいたくて。詳しいことは病院でお話しさせてもらいたいのですけど、どうか来ていただけませんか??』
メソ『わかりました!何時ごろお伺いすればいいですか?』
先生『昼1時頃、都合大丈夫ですか?』
メソ『もちろんです。何とかして向かいます。』
先生『ご協力ありがとうございます。それではお待ちしております。』


父に電話の内容を伝えると、
会社のことは任せて行ってきてくれ、と即答。
こんな時、家族経営で助かるなぁ・・・と痛感。
他の企業に勤めていたら、すぐ抜けれなかったかもしれない。

できるだけ今ある受注注文出荷の準備を急いで行い、
午後から3名抜ける段取りを組んだ。





午後、1時。

主治医から、協力に関しての詳しい説明をされた。
母の酸素供給が安定期に入ったため、
次なるステージアップ(肺炎の本格的な治療)を行いたいのだと言う。

本来ならば、赤血球と血小板輸血は
血液センターから病院が購入しているのだが、
どうしても日数がかかるので、
母の容態は一刻を争うため待っていられないらしい。
(最短で1週間~10日ほどかかる)
血液センターから購入する血液は鮮度も落ちているので、
なるべく鮮度の良い血液が理想なのだそうだ。

納品するのを待つとなると、
肺に更に深刻なダメージを与え続けることになるばかりか、
その多臓器もダメージを追ってしまうため、、、
早急に手を打たなくてはならない。

ここからが本題である。
日本ではまだ普及されていない治療方法になるのだが
同じ血液型の家族・親族が居る場合
白血球濃度をあげたのち血液を提供してもらい、
血液中に含まれる白血球・血小板を母へ輸血し、
健康な白血球・血小板を以て母の肺炎ウイルスを撃退し、
母自身の白血球回復を臨むという治療法を行う
ようだ。
費用はすべて病院が負担。
『臨床』として協力してほしいのだそう。

ただし、これにはリスクも当然伴う。

まず、レシピエント(患者)への負担。
自分以外の血液が入ることで、反応がどうしても起こってしまい
一時的にすべての数値が低くなる。
他、肺炎を治すどころか他臓器を破壊しかねないという事。

やってみなければわからない、という極めて不透明な治療法であるとの事。

そして、ドナー(私たち)への負担もある。
一時的に白血球濃度を上げるために、
ステロイド2錠服用、腕に注射を打って24時間後に脱血を行う。
脱血時間はドナーの健康状態にもよるが、
平均して3時間脱血処置、最大で10リットル摘出をする。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
普通に考えれば10リットルも抜くとなると
絶命しかねないのですけど、様子を診ながら血液を抜き
必要な分の血液を採取(??)、不要な血液は体へ戻す
というルートを作っているので、気を失う事はありません。
カルシウムを多く消耗するため、点滴処置も施されるようです。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

これにより、一時的に体温・血圧の低下、体の痺れや全身倦怠感、
のどの不快感・腰椎の鈍い痛み、大量の汗が出るなどして
副作用が伴う。これらの副作用は、ドナーによりけりらしい。

大前提として、ドナーがレシピエントと同じ血液型であることと、
若く健康な血液保持者でなくてはならない。

採血、採尿、心電図・エコー、レントゲン、血圧測定、身長・体重計測。

説明が終わり、私たち3名は同意書を記入し、提出。
検査の結果、3名とも健康な血液であると診断された。

つまり・・・・、
私たちはドナーとして合格した!!
これでおかーさんの治療に協力できる!!

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A型バンザーイ!!




つづく。





『ビーッ!ビーッ!』

少しうたた寝していたとき、控室にコール音が鳴り響き目が覚めた。

メソ『・・・はい、控室です』
ICU『ICUです。お母様と面会できますが、どうなさいますか??』
メソ『・・・あっ、いいんですか!?お伺いいたします。』
ICU『はい。お母様がお待ちですよ^^』

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おかーさんが待っている。
なんて嬉しい言葉なんだろう。
はやる気持ちで、病室へ向かう。
病室前で、担当の看護師さんが挨拶をしてくれた。

看護師『おはようございます。ゆうべは、眠れましたか?』
メソ『あ、はい。まぁまぁ・・・(笑)』
看護師『心配ですもんね。でも、お母様は娘さんが傍についていてくれたお陰で、無事乗り越えましたよ^^』
メソ『・・・・ほんと、ですか・・・!』


母は、まだ麻酔が効いていて意識はないが・・・
昨日の面会に比べれば、やや穏やかな表情に見えた。

メソ『おかーさーん・・・よく、耐えたね・・・!お父さんも忠も、喜ぶよ・・・』
泣きながら語り掛けるメソメソに、看護師さんは優しく背中を撫でてくれた。

私は、先日の大分県の旅で知り合えた、身代わり地蔵様の事を話した。
すると、看護師さんは『病室に置いてもらえないか聞いてみますっ!』と言い、
師長さんへ許可をもらいに行ってくれたのだ。

看護師『メソメソさん、オッケー出ましたよっ!(*'ω'*)』
メソ『わぁ、ありがとうございます!!控室にあるんで、すぐ取りに行ってきます!』

ケースに入った身代わり地蔵様を看護師さんが受け取り、
透明の袋に入れて、病室の窓辺に置いてくれた。
母の方へ体を向け、笑顔で両手を合わせ、お祈りしてくれている。
これでもう、大丈夫だ!!( ;∀;)

おかーさんにしばらく付いていると・・・
母『メソ、昨日あんまり寝てないんだから早く帰って休め( ゚Д゚)』
って言われてるような気がした。
途端に眠くなってしまった(笑)

時間は朝の8時。
お父さんに電話を入れて、無事に峠を越したことを伝えると
声を出せないまま泣き崩れてしまった。
父の体調がかなり心配だったが、めまいはもう無い、とのこと。
ホントによかった・・・。

私は帰宅し、昼まで仮眠をとった。
旦那は9時に会社へ向かい、パートさんと共に出荷準備をする。

無事に運送業者に集荷へ来てもらい、
昼過ぎに業務は終わったようだ。

頼れる仲間に感謝!!
母の容態が好転したことで、何もかもうまく行くような気がする!!

昼の面会は、弟が体調崩しているので
父と私の二人で向かう事なり、
旦那にはゆっくり休んでもらう事にした。


午後の面会。
峠を越えた母に会える。
私たちの気分は、とても明るかった。

・・・・が、やはりそこはICU。
一進一退を繰り返す患者が多いため、
なかなか気が休まる状況ではないことを再認識させられた。。。

峠は、超えた。
しかし、まだまだ深刻な状況であるのは間違いはない。
ICU担当医からの説明は、以下の通りである。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
・酸素濃度の圧力をMAX100%→80%へ下げた。
つまり、20%は自発呼吸が出来ている、という結果である。

・やや不整脈が気になるが、心拍数&血圧&酸素濃度は落ち着き始めた。
心拍数:120~150、血圧:117/90~100/85、酸素濃度:98-100。

・血小板輸血をしているが、一向に止血が出来ない。
肺炎ウイルスは未だ勢力を保ったままであるため、母自体の白血球が
生み出されてこない。つまり、肺炎を治すためには白血球が必要不可欠であり
自身のチカラで肺炎を治すことも出血を止めることもできない。

・肺炎が極めて重篤な症状(マルトフィリア感染の疑い)であるため、
致死率が高いと言う事。これに伴い、肝臓・腎臓の機能も低下。
このまま白血球がうまれなければ、人工透析処置が必要であるとの事。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


私たちは、絶望しなかった。
だって、母は諦めていない。
医療スタッフも、諦めていない。
まだ、救える方法がきっとある。

父は泣いてばかりで、下向きな事ばかりを言う。
こんなとき、男の人はメンタルが弱いな、とつくづく思う。
悪いことを言葉にすれば、その通りになっちゃうかもしれないのに。
下ばかり向かず、上を向いてほしい。

母はこんなに頑張ってるんだよ。
沢山課題はあるけど・・・おとーさん、今はひとまず喜ぼうよ。
自発呼吸、少しずつやけどできるようになったんやで?
おとーさんにとって、これ以上にない最高のバースデープレゼントやん。

父の中でいろんな葛藤があるんだとおもう。
母の夫であり、二人の子供の父親であり、
会社経営者の立場であり・・・
入院している年老いた母(メソの祖母)の事も心配でたまらない様子だし。

とにかくとにかく、父が心労で倒れないよう、
私たち子供が全力でサポートしないと。

そりゃー、ワタシラ倒れてるヒマなんてないでしょ(笑)


つづく。




5月6日(土)。

家に帰ってもほとんど眠れず家で過ごしたわけだが、
夕べから弟が病院へ寝泊まりしているので交代しようと思い、
昼前に旦那とふたり、病院へ向かった。

家族控室には、すでに父の姿があった。
父も一度帰宅したものの、眠れずに過ごしたらしい。
めまいの不調を訴えた。
弟も、掛け布団を持っていなかったため寒気を感じ、風邪をひいた。
私たち夫婦が引継ぎ、早々に休んでもらう事にした。

今日は父の誕生日なのに、お祝いムードになれるはずもなく・・・

父にプレゼントした商売繁盛のお地蔵様は、家族控え室で優し気に微笑んでいた。
商売繁盛地蔵
もちろん、身代わり地蔵様も持ってきた。
100均ショップで透明のプラケースを買い、
接着剤で完全に固定し、集中治療部へもって入れないだろうと思うものの、
せめて一緒にお祈りしたくて連れてきた。

昼、2時。
入室許可が出たので、母に会いに出向いた。

集中治療部の中は別世界で、
完全に隔離された環境である。
常にアラーム音が鳴り響き、決して静かな環境ではない。

母のほかにも、救命措置を施されている患者が数名いた。
母の病室は、一番奥の角部屋だった。

手指消毒、エプロン、専用マスク、医療用手袋着用にて入室。

メソ『・・・おかーさーん・・・?』

母は仰向けではなく、うつぶせの状態で、顔を横に向けられていた。

体にはたくさんの点滴や薬、管、管、管。
クチには、太い管を入れられており、
出血したのか、血液の付着が見受けられた。
人工呼吸器の装着を終えた母は、静かに眠っていた。

薬の影響で、全体的にかなりむくんでいた。
もはや別人である。。。
でも、母はこうして生きてる。
先生に、感謝してもしきれない。

入室後、しばらくして医師が入室。

集中治療部に入っている患者の家族は、
1日1度、14時-15時半の間に必ずICU担当の医師から
状況説明が施され、今後の治療などを細かく聞くことが義務付けられている。

現状の母の状態は・・・
全身麻酔をかけて、寝かせている。
覚醒すると激痛が起きるため、あえて抑制剤を投与。
暴れないよう、手足を固定。

左側の肺に水が溜まっているので、出さなければならない。
出血も少量だが見受けられる。

酸素濃度100%MAX状態、体に圧力最大値の負荷をかけているが
調整しつつ圧をかけないと肺が破れる可能性あり。
酸素濃度88%。(通常は96~100)
96を下回ると、かなりの息苦しさを感じるという。

赤血球数値は正常、血小板と白血球が乏しいため、
輸血でどのくらい補えるのか。
出血を施すために血小板輸血を24時間投与。

懸念される事項としては、母は血小板輸血にアレルギー反応が
どうしても生じてしまうため、肺胞出血がどのくらい止血できるか
現段階では見当がつかない。

目標は、酸素濃度の圧レベルを徐々に下げ、
気胸(肺が破れる)だけは絶対に避けなければならないので
精密な医療的調整が必要となるが、患者自身の自発呼吸をさせるべく
全力で24時間酸素供給のサポートを行う、との事。

今夜が正念場だと言われたので、引き続き家族待機命令。

・・・です(´・ω・`)

父に
『待機できないことを看護師さんにつたえてるので、今日は帰って休め』
言われたけど・・・・
正念場な今だからこそ、母ひとりにさせたくない。

かと言って父も弟も、体調崩してるので・・・
私はひとり、元気だし(笑)

病院で一夜を過ごすことに迷いはなく、
ただ、体調だけは絶対崩さないようにと
準備万端で徹夜をキメこんだ('ω')

傍にいたかっただけなんだけどね(笑)

次の日は、GW最終日。
おびただしい数の発注書が入っていたので、
急きょ、7日は営業することにした。

私は貫徹なので、旦那とパートさん1名を向かわせ
出来る範囲まででよいから、
月曜日出荷分を少しでも荷造りしてもらうよう指示を出した。

時間がどんどん過ぎていき、、私はひたすらタブレットを打ち続ける。
ありがたいことに、集中治療部からのコールが鳴る事はなく・・・
ただ、静かに夜が更けていった。


つづく。




5月5日(金)、時刻は22時前。

集中治療部へ移動した母へ人工呼吸器の処置が施されている間、
私たち家族が待つ控室に、先生方数名がやってきた。

入院から肺炎が起こってしまった経緯を詳しく話してくれた。
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入院当初(厳密にいえば入院する前から)より熱は37度を行ったり来たりしていた状態。
母の容態は、急性白血病ではないにしろ(芽球4.4%に基づき判断)、WT-1の値(通常は50未満)が14000あるため、いつ白血病に移行してもおかしくない状態だとの診断。一刻も早く、WT-1を下げなければならないと判断し、抗がん剤の中でもかなり強めの薬の投与(キロサイドとダウノルビシン)を迫られる。

ただし、抗がん剤を打つことによってリスクが高まることも説明された。
それは、白血球が一時的に下がるため、臓器炎症を起こしやすくなる、と言う事だった。つまり、感染しやすい状況下になる、と言う事である。
いずれにしても、選択肢があるようで私たちには無い。
モタモタしていたら、母が白血病になってしまう。
やってみなければわからない、という不安要素があるが
助かる可能性に賭けるしかなかった。

抗がん剤初日。投与からしばらくして、体に異変が出始める。
40度近い高熱が出る。手足の震え、悪寒。頭が割れるほどの頭痛、おびただしい発疹。。。
様子を見ながら抗がん剤を止め、抗生物質を打つなどして、母のペースに合わせて投与したとのこと。
その日の夜は食事ができるほどに回復。
昼間に感じた手足の震えや頭痛などの症状はなく、吐き気、フラツキもなし。

数日間、熱は36度台をキープし続け、
リハビリの許可が出る。1人でトイレへ行くようになる。
しかし入院1週間後、再び熱が38度近くまで上がり始める。

無菌病棟の工事が終わったため、すぐさま無菌室へ移動。

母は熱が38度あっても体感的に辛くないようで、
ふわふわとした気分の中、無菌室の快適さにただ感動しているようだった。

入院してから毎日のように、家族が面会へ向かう。
衛生管理の元、入室を許可していただき、
母に直接触れることはできないが、
着替えや読書用の本など、毎日のように差し入れをしていた。

『面会者通路』というものもある。
窓ガラス越しにインターフォンを使用して、顔を見ながら会話が可能となる。
面会者通路は、家族以外の者が面会できる場所なのだ。

大部屋に居るときよりも、無菌室へ移動してからは
本当に順調よく治療が進んでいたのだ。

検査結果は極めて良好。このまま順調にいけば、
5月末には一時退院できるんじゃないか、というお話もあったほどだ。

5月12日~14日は、奄美から母の姉たちがお見舞いにやってくる予定。
なんとしても、このままの状態を維持したい。
欲を言えば、無菌室を出て、デイルームで会話したかったに違いない。

そして、5月3日(水)。
この日は、私が大分県へ旅立つ前の日だった。
つい長居をしてしまい、母に無理させたかな・・・と心配したが
母はなんてことないように笑っていた。
安心して行ってきてね、と。
治るように、しっかりお詣りしてきてね、と送り出してくれた。

5月4日(木)。
父は昼と夕方、母と面会をしている。
昼は元気だったのだけど、夕方から熱が上がってきたので
抗生物質を投与し、様子を診る、との事。
それからしばらくして容態は落ち着いたらしいので、
父は長居することなく、家に帰ったのだそうだ。

5月5日(金)。
また、熱が上がったらしく抗生物質を投与するも、熱が一向に下がらず。
血圧、脈拍を測定すると弱っていたため、酸素供給を施すべく
酸素吸引機を装着したらしい。それは父が昼の面会が終わって、
帰宅直後に起こった事のようだった。
すぐ父へ電話をしようとした看護師に、母は
『大丈夫。すぐ治まるので電話しないでください』
と、心配をかけたくなくて、お願いしたようだった。

その夜。
酸素濃度が低下し、
家族が呼ばれ、
母は集中治療部で救命処置を施されることとなる。

急すぎるやろ・・・まじで・・・。
あんなに元気だったやんか。
病人らしくない、いたってフツウな顔だったし。
何が起こったの??
肺炎て、院内感染??
それとも、私ら家族が毎日出入りしてたから
外部からの雑菌を持ち込んでしまったのか。。。?

先生の話では、肺炎の原因はこう推測されるようだ。

『外部からの持ち込みによる雑菌や、ウイルス性の強い菌であれば、お母様には毎日抗生物質を投与していましたので感染したとしてもすぐ菌自体が消えるんです。しかし、中には抗生物質が効かない菌もいるんです。それが『弱毒菌』と呼ばれる、環境菌・・・または、お母様自身の体内にもともとある『常在菌』が突如変異したか、だと思うのです。抗がん剤を打つと、お薬の副作用で一時的に『白血球が下がる』んですね。しかし、これは本当に一時的なので、また回復するものなんです。なので、白血球がほぼゼロに等しいと、常在菌であっても環境菌であっても、環境菌に抵抗するチカラや常在菌をコントロールするチカラがないので、肺炎や腸炎など、非常に起こりやすいのです。なので、決してご家族様が面会されたから肺炎が発症した、ということではありません。』

さらに説明は続く。

『肺炎になれば、炎症が起こっているわけですから出血する可能性がゼロではありません。出血するとなれば、どうしても血小板が必要になってくるわけですが。。。お母様の場合、血小板輸血をするとアレルギー反応が出てしまい、あまり数値が上がらなかったのです。もともと、血小板を抑制をさせる抗体があるのか、輸血をしても効果が薄い状態でした。ともなれば、肺が出血してしまうと止血が非常に難しくなります。血小板輸血がほぼ効かない状態なので。。。白血球もゼロに近い状態ですし、白血球がなければ肺炎が治りませんし、肺炎が治らないと出血が止まらないばかりか、肝臓や腎臓に影響が出る可能性があります』

つまり、白血球がなければ母の肺炎は治らない。
肺炎が治らないと、肝臓や腎臓に深刻なダメージを与え続けることになる。
となると、たくさんの白血球が欲しい。
しかし、血液センターで買えるのは、赤血球と血小板のみ、とのこと・・・
白血球を増殖させるためには、骨髄移植しかない・・・・

『集中治療部でできることは、肺炎を治すための処置ではなく、酸素供給を安定させることにあります。現在は酸素濃度を100%MAXまで圧をあげて、人工呼吸器を装着し、体内へ酸素を供給させていますが・・・圧がMAXであるため、肺が敗れる可能性もあるんですが、まずは酸素供給が最優先となります。肺が破れないように調整を行いながら、なんとか一命をとりとめている状態です。心拍数、血圧、酸素濃度が安定すれば次の治療へステップアップできます。今は猶予がないので、申し訳ありませんがどなたか、今夜は控室で待機お願いできませんでしょうか・・・』

この日の夜は、弟が1泊することになった。
父も私も旦那も、家に帰っても休まるはずもなく。。。
だが、弟に任せて、深夜2時ごろ帰宅することにした。

すでに白プリウスの姿はなく、
1Fと隣の住人2世帯は帰宅しているようだった。
どちらも、電気は付いているのでまた騒いでいるのだろう。
もう、文句を言えるほど元気はなかった。
車は、会社に停めることにして・・・
ハイツまで、歩いて帰ることにした。
大東建託へは、月曜日に電話することにした。

電話が鳴らないことを信じて、布団へ入った。


つづく。



電話の相手は、病院だった。

メソ『はい、メソメソです』
病院『こんばんわ、○○病院です。夜分に申し訳ありません!すぐ、入院病棟へ来ていただけますか!?酸素濃度が低くて、今酸素吸引機つけている状態なんです。お父様にはすでにご連絡済みです。どうか、気を付けてきてください!!』
メソ『・・・・っ、はい!わかりました、すぐ向かいます!!』


電話を切ってから、弟から不在着信が3度入っていた。
病院との通話中に、かけていたのだろう。
ラインも入っていたので目を通すと、、、

弟『ねえちゃん、すぐ来て!!お母さんの病室***号室やから!お父さんと二人、今向かってるから!!』

私は『すぐいく』と短く返信し、
旦那に簡単に事の経緯を説明し、一緒に病院へ向かった。
迷惑駐車の白プリのことなんて、どうでもよくなった。
それよりも、母が心配でたまらなかった。
が、焦りはあるものの・・・不思議と涙は出なかった。

駐車場からダッシュ、夜間救急出入り口へ到着。
守衛さんが私たちに問いかける。

守衛『こんばんわ。行先はどちらですか?』
メソ『あのっ、無菌室に、、、酸素が、あ、母の娘で・・・今、電話・・・ご、5Fへ・・・』


落ち着いて話せないことを察したのか、守衛さんはすぐ通してくれた。
エレベーターへ乗り、病棟へ向かう。

5Fに到着すると、弟がエレベーター前で待っていてくれた。
そして、病室まで案内してくれた。
無菌室ではなく、違う病室へ移動したようだった。

病室へ入ると、ほんとに・・・・
ドラマで見るような、光景っていうか・・・
先生&看護師さん数名がベッド周りに立っていて、
傍らには泣き崩れている父の姿。
母の口元には緑色の酸素マスクが着用され、
顔がとても赤く、呼吸が荒い。

ベッド横には、心拍数や脈拍がわかるような機械がセットされ、

『ピッ・・・ピッ・・・ピッ・・・・』

静かに、不気味に鳴り響いていた。

母は私に気付いたようで、顔をこちらに向けた。

母『メソメソ・・・旅行・・・・楽しかった・・・??』
メソ『うんうん。身代わり地蔵様に出会えたし、、、ちゃんと、おみくじ引いて・・・』
母『熱上がっちゃって・・・疲れてるのに、ごめんねぇ・・・』
メソ『そんなことないよ。おかーさん、今息苦しいんだから安静にしてようよ・・・』
母『・・・・(にっこり微笑みながら、目を瞑った)』

先生が、静かにクチをひらく。

先生『結論から申し上げますと、お母様は肺炎を患っています。レントゲンを撮りました。左と右の肺は、正常だと黒いのですが、すべて真っ白になっています。肺炎になると、自発呼吸が非常に難しくなるため、今は応急処置として酸素吸引機で呼吸のサポートを施しているのですが、こちらの病棟ではこの処置で精一杯な状況です。そこで、ご家族の方に同意をいただきたいのですが、これからお母様の呼吸を24時間体制で完全なるサポートするため、ICU(集中治療部)でクチから管を入れ、全身麻酔をし、心拍数&血圧&酸素濃度が落ち着くまで救命措置をしたいのです。クチから管を入れることで会話が出来なくなりますし、全身麻酔をかけるため、今までのように意思の疎通もできなくなりますが・・・よろしいですか?』

※写真は母ではありませんが、先生の説明はこのような状態の事を指します※
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父『・・・お願いします、妻を助けてください・・・・!!』
メソ『先生、容態が安定すれば意識が覚醒し、管が取れれば会話できるようになりますよね??』
先生『はい、もちろんです。麻酔を入れる理由は、管を入れることによって起こる激痛を和らげるためなんです。意識があるままだと、暴れてしまって自傷行為になる恐れもあるのです。まずは酸素供給をしないと、全身に血液がまわらなくなりますので、一番最善な処置を提案しております。』
弟『・・・・・・っ(むせび泣く)』
メソ『了解しました。今はまず母が呼吸しやすいよう、全力でお願いします!!』
先生『わかりました。それでは集中治療部へ連絡をとり、移動の準備を行いますね。』


先生たちがバタバタと病室から出ていき、
室内には、私たちだけになった。

母『・・・・メソメソ・・・・ケータイ、充電しといて・・・・』
メソ『あっ・・・、うん。わかった。充電しとく』
母『らいん・・・見れてないから・・・見たい・・・・』
メソ『見せてあげたいけど、少しでも動くと苦しくなるから、酸素が落ち着いたら一緒に見ようね。』
母『ケータイ・・・ケータイ持ちたい・・・・電話、したい・・・・』

奄美の姉や妹、甥っ子や姪っ子、かつての職場の仲間たちや数多くいる友人たちと、連絡をとりたかったようだ。

父『おい、安静にせなあかんねんて。。。頼むから、もう喋るな・・・・』

父の、精いっぱいの言葉。
母を思いやっての、言葉。
でも、私は母に対して『しゃべるな』とは言ってほしくなかった。

集中治療部へ入ったら、おかーさんの声がしばらく聞こえなくなる。
でも、父の言う事も正論である。
喋れば喋るほど、動けば動くほど、酸素濃度は低下していくのだから。

30分ぐらい経っただろうか。
先生たちが、戻ってきた。

先生『お待たせして本当に申し訳ありません。これより移動を行いますので、貴重品などはすべて持っていただき、ご家族様は4F集中治療部の入り口前へ待機お願いします』
母『・・・ケータイ・・・持っていきたいんですけど・・・テレビ台の上にあるから・・・』
看護師『ケータイは持ってはいることができないんです。』
母『お願い・・・・電話させて・・・・お願いしま・・・・』


ベッドで移動しながら、懸命に看護師さんや先生に
消え入りそうな声で訴えかける母。
連れていかれるときの母の寂しそうな表情が、目に焼き付いて離れない。

おかーさん。
集中治療部から出てきたら、
元の病室に戻ってきたら、
退院したら、みんなと電話いっぱいしよう。
仲間に会いに行こう。
たくさん美味しいもの食べよう。
一緒に、仕事しよう。

今は、肺炎を治すことが一番大事。

しぃま。
おじーちゃん。
奄美のおばあちゃん。
そして、無事に巡り合えた身代わり地蔵様。

どうか、お願いします。

母を、助けてください。守ってください。どうか、お願いします・・!!


つづく。







こんばんわ、メソメソです。

今回は、大分から帰宅直後に起こった出来事。
ノンフィクションです。
本当に今思い出すだけでも相当腹が立ちます!!

5月5日(金)、夜8時前に自宅へ到着。
モコちゃんを旦那の実家から引きあげて、
賃貸ハイツの駐車場へ侵入。。。。すると!!

白のプリウス停まってるー!!!!
ありえねー!!!!
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まじありえねえええええ!!!
またお前カッ!!( ゚Д゚)

これで何度目や。
通算4度目やんけ。。。。

仏のカオも3度までやぞ!!!!

時間が8時回ってるし、管理会社はGWで当然やってない。
しゃーないから、警察に電話しますわな。

警察『はい、110番です。事件ですか!?事故ですか!?』
メソ『すいません、どっちでもないんですけど・・・迷惑駐車で電話しました・・・』
警察『迷惑駐車ですか。状況を教えていただけますか?』
メソ『はい。住所はうんたらかんたらで、管理会社は大東建託で、このプリウスに無断で停められたの4度目なんですよ。』
警察『ふむふむ、わかりました。ひとまず、この車の持ち主へ移動するように電話してみますので、車のナンバー教えてもらえますか?』
メソ「はい。****です。連絡待ってます』

待つこと、数分。
その間、旦那が大東建託へ24時間やっているというダイヤルへ電話してみるものの、まったく出る気配がない。
24時間つながるなんて書くなよ、大ウソツキが!!!!

その間、ウチらは停めるところがないので、
しょーがなく本来自分たちが停めるべき場所(っていうか白プリの前)にハザードを炊き続け、
待機を余儀なくされたわけだが・・・、はた目から見ると、私らのほうが迷惑駐車に見られかねない。
ストレスで、旅疲れが一層増した。

そのうち、警察から電話がかかってきた。

警察『もしもし、メソメソさんの携帯でしょうか』
メソ『はい、そうです。お手数をかけてすみません』
警察『何度もコールをしているのですが、一向に出る気配がないんです。この方が何人の家族構成なのかもこちらでは調べようがなくて。メソメソさん、大変申し訳ないのですが、管理会社の物件内での迷惑駐車となると、警察では対処できませんので、管理会社に電話していただけませんでしょうか?』
メソ『・・・・管理会社は大東建託になるんですけど、GWなんで繋がらないんです』
警察『そうですか。でも警察ではこれ以上どうしようもないんで。。。』
メソ『じゃあ、レッカー手配していいですよね?とにかくこの車をどかさないと、私たちは車停めれないので、呼んでもいいんですよね?』
警察『レッカーはあまりお勧めできません。車を万が一傷つけたとなれば、請求がメソメソさんへきてしまうので・・・』
メソ『そんなん、払う義理なんてないでしょ。迷惑してるのはウチラなんですよ?被害者はどっちやって話じゃないですか。』
警察『そうは言っても、法律ではそういう風に…』
メソ『意味わからん法律やな。法律は弱者を助けるためのモノじゃないんけ?とりあえずウチラは停めれなくて困ってんねん。どないしたらええんよ!?』
警察『仰りたいことはわかるんですが、警察ではどうしようも・・・』

警察のあまりの物言いに、苛立ちが募るメソメソ('A`)・・・

メソ『わかりました。うちらはこのまま持ち主が帰ってくるまで待つことにします。ドウモアリガトウゴザイマシタ!!!」

一応、全世帯のチャイムを鳴らし、自分たちの素性を話し、連れに白プリウスの持ち主が居ないかあたってみるものの・・・、GWなかびのため、不在世帯が多かった。

お腹もすいたし、車のエンジンはかけっぱなしだし、ハザードはチカチカ。
うちらが迷惑行為をしてるようで気が引ける・・・
とりあえず旦那が部屋に戻り、紙に大きくマジックで
『迷惑駐車するな!』
の張り紙をフロントガラスに貼り、対処した。

駐車場に到着してから、1時間ほど経過するが・・・
まだ持ち主は現れない。

もういやや、こんなトコ。
入居して1年と少し経つけど、トラブル多すぎてまじむかつく。

入居する前から、イロイロあった。
洗濯機の止水栓は不良で洗濯機をその日に付けれなかったし、
壁紙の貼り付けはへたくそ。
退室してから清掃業者が入るんだろうけど、
掃除してんのか?ってくらい洗面台の鏡は汚かった。
建って3年ぐらいの新築物件やのに。
たばこの吸い殻やごみとか敷地内に散乱してるし、
住んでる人たちのマナーやモラルがはっきり言って底辺。

何より、迷惑駐車をされたことを幾度となく報告しても
A4サイズのチラシ警告しかやらない始末。

そりゃー営業の人も人間ですから??
休んで家族サービス中なんでしょうよ。
休みがないとカラダ壊しちゃいますし??
下手すりゃ家庭崩壊しかねないですよ。

電話してほしくないんだったら、
自分の管理物件ぐらい、日ごろから
きちっと管理するなり対処するなり、
こっちは特定してんだから徹底的にその住人を調べ上げるとか
訪問して厳重注意するとか
罰金を処すとか、いろいろあるでしょうよ!!!!!

は?プライバシー保護????

そんなん、存在自体が迷惑な人間にプライバシーなぞあると思うな!!
知ったこっちゃないわ!!


白プリウスの連れは、
ウチラの部屋の1Fに住んでる住人か、
もしくはうちらの隣やとおもう・・・。

どっちの世帯も、
週末の夜になるとどんちゃん騒ぎするのか、めっさウルサイ。
エンジンかけっぱやし、ヒトの迷惑考えへんモラルがかけているどうしようもないオトナ。
さっさと解約して、違うとこに住みたい。

ここに住んでから、起こった出来事と言えば
上に書いたこと以外に

・旦那のおじーちゃんが肺炎で他界。
・メソのおじーちゃんが末期がんの末他界。
・旦那、健康診断で胃の精密検査受ける。
・メソのおばーちゃん、具合が悪くなり入院。
・旦那のおばーちゃん、容体が急変し緊急入院。
・メソ父の経営状態、ゆるやかに下降気味。
・メソ母、難病を患い入院。
・商品トラブル勃発。





はぁー・・・・(>_<)
悪いことすべて、大東建託のせいにしてしまうほど
メソメソの精神がかなり廃れている・・・・


旦那と車の中で、次の転居先を相談していた。



そんな矢先、メソメソへ一本の電話がかかる。


つづく。





こんばんわ、メソメソです。

今回は、翌日のお話し。
楽しい旅も、今日でおしまい。
本当はゆっくり温泉でも・・・・と思うものの、
早く和歌山に帰って母に身代わり地蔵様の事を
直接話したい。
次来るときは、母の容態が良くなったら来ようと思います。

5月5日(金)天候:☀
☆大分空港、出発までの時間つぶし☆

朝は10時にチェックアウトし、
GW中と言う事もあり寄り道をすることなく
まっすぐ空港へ向かう事に。

夜は外国人観光客が通路でやたら騒いでいたせいで、
夜中になっても、なかなか寝付けなかった3人(´・ω・`)

まぁでも、ホテルが取れただけでも感謝しなければ。
予約とったのが4月中旬だったし、ほんとに奇跡。
眠たかったら、飛行機の中で寝ればいいよね(笑)

ってことで、
心配していた交通渋滞はほぼ皆無!!だったため、
フライト時間より5時間も前に大分空港へ着いてしまった_(:3 」∠ )_w

とりあえず、空港内を散策し・・・・、

スマホをもてあそび・・・・・、

土産物コーナーをぶーらぶら・・・・、





まだ3時間あるってばよ!!


まー、しゃーないわな。
乗り遅れる事思えば、イタクもカユクも・・・・

ということで、食事をとるべく
レストランへ入りましたぁ。

メイン料理の写メ撮り忘れた、申しわけございまてん( ;∀;)

私は日向丼を食べ、弟は琉球丼、旦那はてんぷらうどん。
日向丼はまぐろのヅケが乗っていて、
琉球丼はカンパチ・・・だったかなぁ。
メモさえも忘れてて、ほんと記憶が曖昧ですm(_ _"m)
んでも~、めっちゃ美味かった!!!!

デザートは忘れず写メ写メ♪
やせうまっていう、きなこ餅のような食感。
弟が注文。
やせうま
言わずもがな、白玉あんみつ❤
メソが注文。
白玉あんみつ
これをほぼ2時間ぐらいかけて食べました( ゚Д゚)!
お店はそんなに混んで無かったのでー・・・w
結構長居キメこんでました(笑)

時間になり、搭乗手続きゲートへ。

スマホを充電しながら、母や知り合いたちにラインを打って報告。
母にラインを送ってみたけれど、既読が付かなかった。

きっと寝ているんだろう。
負担になってはいけないと思い、今は電話をするのをやめた。

伊丹空港へ着き、特に大阪市内の交通渋滞にも巻き込まれることはなく、
スムーズに、心穏やかなまま帰路に着きました。

帰宅後、トラブルが起こるなんて思いもよらずに・・・(>_<)


つづく。



こんばんわ、メソメソです。


GW前に、しまりすな日々。のブログにちょこっと書いたのですが
母の骨髄異形成症候群の願掛け目的で
大分県へ5/4(木)5/5(土)の1泊2日で行ってきました。

キッカケは、この方のブログが決め手でした。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
『ノンの闘病日記-骨髄異形成症候群(MDS)』
https://ameblo.jp/hihi1979hihi1979/
(掲載の許可はご本人様よりいただいております)
記事タイトルは『身代わり地蔵様』です。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

母の病気が発覚してから、
この方のブログへたどり着き、
最初から現在の記事を、くまなく読ませていただきました。
泣いたり感動したり、嬉しくなったり・・・、
母の未来を重ねるかのように、というと
ノン様に大変失礼なことだとは百も承知ですが、、、
骨髄異形成症候群という病気を勉強するために、
また、家族として決意を固めるべく、愛読させていただいております。

それでは、メソメソの旅記録をどうぞお楽しみくださいm(_ _"m)

5月4日(木)天候:☁
☆高塚愛宕地蔵尊、参拝の巻☆



朝、8時45分の伊丹空港発大分空港行きへ乗り、
10時前に空港へ到着。
レンタカーを借りて、走る事約90分!
道は結構空いていたけれど、
山越えをしている最中、霧が発生して雨が降り、
視界がとても悪く走行に難儀しましたが
事故ることなく無事に到着。

お寺はとても良い天気でした♪
なかなか広いお寺だなぁーと感心!
さっそく、お清めしましたぁ(*'ω'*)

※私はカメラマンなので出演しておりません笑※
弟と、一般のお客様のツーショット(笑)
モザイクの編集下手でごめんなさい(。-∀-)。。。
お清めの水
さらに煙でお清め中の弟。
お清めの煙①
お清め終わって笑顔の旦那(左)と弟(右)。
お清めが終わり、次はおみくじへ!
お清めの煙②
母、大吉❤病気:医者と信仰が大切。
願いは将来必ずかなえられる時が来る!
おみくじ大吉母
旦那、大吉❤
願いは長引くが必ず叶えられる!
おみくじ大吉旦那
弟、小吉☆
願いは思い通りにならず、辛抱のしどころ。
おみくじ小吉弟
メソ、末吉('A`)
願いは思わしくないが辛抱しなさい。
おみくじ末吉私






私らキョウダイ、ツイてねぇな!(笑)

でも、おかーさんの病気や願いについては
イイコト書いてたし、それだけでもここまで来た甲斐があったというもの!

ウチらキョウダイが足ひっぱってしまったので、
再度おみくじを引きました~。
このおみくじは、見事大吉❤
願い事を書き記し・・・・
願い札①
弟がおみくじを結び、弟が写メ撮ってる姿を
さらに写メを撮る姉(。-∀-)w
願い札②
本殿の様子に・・・・
本殿
恵みの玉を撫で・・・・
惠の玉
お抱え地蔵様にお祈りなう!
お抱え地蔵旦那
一念洞の中は撮影できませんでしたが、
沢山のお地蔵様が祭られていました。
一念洞
参拝が終わった後は、
メインイベントである身代わり地蔵様を求めて、
お店というお店をめぐり歩きました。





が、意外とすぐ見つかりました(。-∀-)www

『病気回復』と『笑顔地蔵』さまたち。
干支の猿(母)と猪(父)を並べてみました。
青の頭巾はメソメソ、緑頭巾は弟と言う事にしておきましょう(笑)
久々に家族4人が揃いました(*'ω'*)♪
これを透明のガラスケースに入れて、
病室へもっていく予定です。
身代わり地蔵様
あ、あと父の誕生日が5月6日なので
誕生日プレゼントも買いました('◇')ゞ
会社の経営が良くなるようにとの願いで、
父が仕事の失敗をするたびに罰金百円を徴収(笑)
このお地蔵様にお布施したいと思います( *´艸`)
商売繁盛地蔵
おみやげも買い、少し遅めの昼食をとって、
午後3時からホテルへチェックイン。

朝早かったのもあり、GWの疲れがたまっていた私たちは、
ホテルを出ることなくひたすら小休止してました\(^o^)/


つづく。




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